泉区版 掲載号:2017年6月15日号
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喫煙禁止地区 8年ぶり 2駅追加へ 戸塚・二俣川が対象

社会

JR関内駅前の喫煙所
JR関内駅前の喫煙所
 横浜市は、市内6地区を指定している喫煙禁止地区について、戸塚駅周辺と二俣川駅周辺を新たに追加することを決めた。指定は8年ぶりで、市では両駅に喫煙所を順次整備する方針。喫煙所以外でたばこを吸うと、過料2千円が徴収される。

 2019年に市内で決勝戦が行われるラグビーワールドカップや、20年の東京五輪・パラ五輪に向け、市は現在、屋外分煙を目的とした喫煙所の再整備を進めている。喫煙禁止地区の指定は「横浜市ポイ捨て・喫煙禁止条例」に基づき07年度から開始。横浜駅、みなとみらい21地区、関内地区、鶴見駅、東神奈川・仲木戸駅、新横浜駅の周辺地区6カ所を指定している。

 8年ぶりとなった今回の指定は、5月30日の横浜市会常任委員会で明らかになったもの。戸塚駅と二俣川駅はそれぞれ、市南西部と西部のターミナル駅であり利用者数が多いこと、地域住民から環境美化に関する要望が多数寄せられたことなどを受け指定に至った。

 戸塚駅周辺地区は今年12月の告示後、順次喫煙所が整備され、来年3月から過料が徴収される予定。二俣川駅周辺地区は駅前再開発の進行状況を見ながら、来年4月に告示、10月頃から徴収が始まる見通し。

期間設け、周知強化へ

 違反者処分件数は、過料徴収を始めた07年度が5408件。その後、14年度は1926件、15年度は1299件と減少傾向にあるが、市担当者は「取り組みが浸透してきたと言える一方、ここ数年大きな変化はない」と説明。14年には、喫煙禁止地区内でたばこを吸った男性が「路面表示や看板が認識できなかった」として、市側に過料処分の取り消しを求める訴訟を起こしている。市は2地区を追加するにあたり、徴収開始までの期間を長く設けるなど周知に力を入れる方針。街頭キャンペーンや啓発パトロールの強化、広報でのPRを継続していく。

 戸塚駅近くの旭町通商店会・湯川仁理事長は、禁止地区指定について「喫煙所ができれば、路上などでの喫煙は減るのでは。完全には難しいだろうが、少しずつでも分煙が進んでいけば」と期待を寄せた。

 市は今後の禁止地区指定について、「現時点で増やす予定はない。(指定すると)過料を徴収することになるため、慎重に検討していきたい」としている。

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