「生き物や植物が楽しくいっしょに生きていけるような世界になるといいと思います」―。新橋町在住の柴彩乃さん(私立湘南白百合学園小5年)は、西表島(いりおもてじま)のエコツアーを振り返り、そう語った。西表島では、マングローブ林の干潟や美しい海が広がる。一方でリゾート施設の開発に伴ってウミガメが産卵に来なくなったことや、サンゴ礁の白化など環境問題にも直面している。「ツアーは環境問題を考えるきっかけになった」という。
柴さんが参加したのは、東京海上日動が共催するエコツアー。今年3月に開催された「第9回こども環境大賞」で柴さんの絵画作品が優秀賞を受賞し、その副賞として参加した。
コンクールは「美しい地球を守るためにできること」がテーマ。柴さんは、海岸清掃に参加した際に「見えない海の底にどれだけのごみが沈んでいるのだろう」と感じ、深海をイメージした作品を制作。ゴエモンコシオリエビが海底のごみを掃除するようすを描いた。
「西表島は緑と青を混ぜたような、とてもきれいな海でした。マングローブ林では塩水とお日様のいい香りがしました」という柴さん。海に潜り、シュノーケリングも体験した。「これからも、みんなでエコ活動に取り組んでいけたらいいと思います」と話した。
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