毎年秋に開催される「いずみ歌舞伎」で使用する衣裳について解説する公開講座が8月21日、区役所1階の区民ホールで開かれた。
この講座は、10月21(土)・22日(日)に泉公会堂で開かれる本番を前に、歌舞伎をより楽しんでもらおうと、いずみ歌舞伎保存会(馬場勝己会長)が主催している。
今回の講座には、今年の演目『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』で衣裳プランナーとして携わる竹内将さんが登場。本番の衣裳を出演者に着せながら、着物や帯、着方を解説。集まった参加者への着付け体験も行った。
竹内さんは「今年の演目は伊勢を舞台にした関西歌舞伎。帯の締め方も江戸とは異なる」と見どころを細かく説明。着物の柄や色から身分や職業、年齢などさまざまな違いを出すことを伝えると、会場からは驚きの声が上がった。
同会の馬場会長(75)は、「より多くの人に歌舞伎は誰でも楽しめるものだと知ってもらいたい」と話した。
次回の講座は9月26日(火)正午から区民ホールで開催。テーマは義太夫について。地芝居で活躍する竹本三桝太夫氏が解説する。
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