高校日本一を決める「2017年度全国高等学校総合体育大会」の卓球種目が7月28日から8月2日、福島県で行われ、横浜隼人高校女子卓球部の笹尾明日香・杉本恵ペアがダブルスで準優勝した。
2人は順調に勝ち進み、決勝は明徳義塾高校(高知県)と対戦。公式戦での対戦は初で、点を取り合うゲーム展開の末、1対3で敗れた。杉本さんは「相手の戦術にはまってしまった」と敗因を分析する一方、「良い雰囲気の中で戦えた。試合後はやり切ったと思えた」と笑顔で振り返った。
2人がペアを組んだのは今年3月。両者とも積極的に点を取っていく攻撃型の選手だが、今大会に向け役割を分担。笹尾さんが自由に攻撃し、杉本さんが「つなぎ」を担当しバランスを取ることで、短期間での成長につなげた。指導にあたる岸昌宏教諭は準優勝について、「決勝に進んだからには勝ちたかったが、新記録を作ることができて良かった」と話した。
全日本選手権と東京選手権を来年に控える同ペア。杉本さんは、「頭を使い、ラリーが続いても負けないような技術を身に付けるなど、勝ち抜くための力をつけていきたい」と今後に意欲を見せた。
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