地元で収穫した野菜の魅力と区内の農業について知ってもらおうと、9月7日区役所4階の会議室で食育講座が開かれ、地域住民など約80人が参加した。
講師には、いずみ野の食材にこだわったレストラン「ど根性キッチン」の経営者の椿直樹さんが登場。椿さんがレシピを考案した「ナスの野菜ずし」などを会場で試食した。
また、和泉町で野菜などを生産する「まごころふぁーむ」の横山宜美(よしみ)さんがゲストとして訪れ、泉区で収穫された野菜や調理方法を紹介。横山さんは、「泉区は平安時代末期から農村地帯が広がっており、歴史的に農業が盛んな地域。生産する野菜の種類も豊富で市内でも農地面積1位を誇っている」と説明。消費者と生産者の距離が近い都市型農業として、鮮度の高い野菜を手に取ることができる。横山さんは実際に当日朝収穫した野菜を紹介した。
スーパーで1週間前に購入したトマトと横山さんの畑で朝収穫したトマトの食べ比べでは、香りや風味の濃さの違いに会場が湧いた。「ヘタが緑で張りがあるものが新鮮」と横山さんが説明するとメモを取る人の姿もあった。
友人と2人で参加した下和泉在住の60代の女性は、「泉区でこんなにたくさん野菜が採れるというイメージがなかった。新鮮な野菜のおいしさを知ることができてよかった」と話した。
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