12月16日にさいたまスーパーアリーナで開催されるマーチングバンド全国大会に、区内から2校が出場する。12回連続出場の中田小学校に加え、今回は東中田小学校が初の全国出場を決めた。同じ地区から全国の舞台を踏む両校の練習に勢いが増している。
11月4日に同アリーナで開催されたマーチングバンド関東大会小学生の部で、金賞を受賞し、全国大会の出場推薦を獲得した両校。全国大会では神奈川県代表として臨む。
目標だった夢舞台
初出場を決めた東中田小学校は3年生から6年生までの総勢61人。平日は朝練習を毎日、さらに休日も練習している。創立以来、関東大会出場が夢だったというが、昨年その関東へ初出場。そして今年はついに目標としていた全国大会出場が決まった。部員たちの士気も高まる一方だ。
同校が演奏する楽曲はベートーベンの『月光』や『交響曲第5番』などのメドレー。壮大で難易度が高いクラシックを選曲した。指導する米谷学教諭は「短期間でも急成長できるのがこのメンバー。お客さんを感動させる演奏をし、パーフェクトを目ざしてほしい」と話す。部長の飯塚歌音(かのん)さん(6年)は「応援してくれる人のためにも精一杯頑張りたい。先輩たちの気持ちも背負って頑張りたい」と意気込む。
全国1位を目指して
全国大会常連校として広く知られる中田小学校は3年〜6年までの総勢61人のメンバー。ホルストの組曲『惑星』を、躍動感あふれるドリルとキレの良いフォーメーションを武器に今年も金賞を狙う。
顧問の内野征治教諭は「音量がまだ足りない」と課題をあげつつ、演奏に一体感が出てきたと評価する。そして「全国に出ることがゴールではない」と言い聞かせる。
過去13回全国大会に出場し、通算11回の金賞を獲得している同校。部長の岡村和可(あいか)さん(6年)は「きれいに格好よく揃った演奏を意識してきた。自分たちの実力を出し切り、全国1位を目指して頑張りたい」と話した。
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