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泉区版 公開:2017年4月27日 エリアトップへ

谷矢部池公園愛護会 1m超外来魚を捕獲 テレビ局と共同実施

社会

公開:2017年4月27日

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捕獲されたアリゲーターガー
捕獲されたアリゲーターガー

 戸塚区の谷(やと)矢部池公園愛護会(櫻井康敏会長)が4月3日、1mを超える外来魚を捕獲した。子どもたちから「大きなワニがいる」との声が、愛護会に寄せられたのは、昨年秋頃。櫻井会長や、公園管理のアドバイスを行うNPO法人Dream eggsゆめたま(泉区下和泉)の相川健志代表らの調査で、北米産の外来魚「アリゲーターガー」であることが分かった。

 この魚は、成長すると1mを超えるため飼いづらく、池などに捨てられるケースが発生している。性質は大人しいが、驚いたり、食べ物を捕獲したりする際は、鋭い歯で噛みつく習性があるため、安全確保のために捕獲に至った。

 愛護会が、その経緯をホームページに掲載したところ、テレビ局の制作会社から櫻井会長に連絡が入り、捕獲を番組内で収録したいとの依頼があった。会では同魚の捕獲はもちろん、池の浄化を行う「カイボリ」を数年ぶりに行いたいと考えていたこともあり、共同で実施することになった。

 当日は、地域住民ら300人を超える見物が訪れたほか、横浜環境科学研究所員らも参加。午前8時半頃から池の水を抜き始め、底が見え始めた正午過ぎに、ココリコの田中直樹さんが網でアリゲーターガーを捕獲すると、「オー」といった歓声が沸き起こった。その後、外来種のミシシッピアカミミガメなどを駆除したほか、ヘドロの除去などにより、水の浄化をした。

 同愛護会では、捕獲した同魚をはく製にし、展示する予定。櫻井会長は「こうしたことを二度としてほしくないというメッセージを込めて展示するつもり。公園内には絶滅品種のカエルがいるなど、豊かな自然の宝庫です。将来的には昭和30年代頃の里山の状態を取り戻したいと思っており、外来種は従来の生態系を壊してしまうので、今後も『カイボリ』を定期的に行っていきたい」と話している。

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