昨年12月に下り線が開通し、全線開通となった国道１号原宿交差点の地下トンネル。国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所が全線開通１ヵ月後の交通状況を１月28日に発表し、県内の国道１号で最も激しいとされていた渋滞がほぼ解消、スムーズに通行できるようになったことが分かった。
◇
発表によると、開通前後の平日１日の交通状況を比べ、交差点通過にかかる時間が下り線では最大で約22分短縮（約29→約７分）。また上り線でも最大で約21分短縮した（約30→約９分）。開通後調査で、交差点までの約５Km区間における上り線通過の平均所要時間は８・６分、下り線では７・５分。それぞれ、時速34・９Km、同40Kmで、スムーズに通行できる計算となる。また、国道１号と交差する環状４号でも通過所要時間が短縮し、下り線の並行道路の交通量は１割減、周辺の生活道路２ヵ所の交通量が３割減る効果も見られた。
ただ、同事務所が上り線開通の３ヵ月後に調査したある日の最大通過時間が19分だったのに対し、今回の発表資料として使用されている、同線開通１年８ヵ月後の調査では同時間が30分と長くなっているなど、交通状況によっては効果のほどが異なる可能性がある。同事務所は今回の調査を受け「目的が達成でき良かった」とし、下り線における地下トンネルと地上道路の合流区間を広げるなどの残りの工事を行っていくとしている。
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
