上矢部町の(株)大川印刷が、東日本大震災の復興支援の一環として、2種類のポスターを作製した。
ポスターは、節電を呼びかけるデザインのものと、被災地の避難所にいる女性や子ども、高齢者を守る趣旨のものの2種類。3月22日から同社のホームページや、インターネット上で世界中の人と交流する「フェイスブック」などで公開しており、自由にダウンロードして使用できる。
ポスターの作製を発案したのは、同社の大川哲郎社長(43)。大川社長が登録しているフェイスブックで、全国のクリエイターらが「ポスターで震災支援を」と呼びかけていたことがきっかけとなった。
この2種類のポスターは、同社でA3サイズの用紙に300枚印刷され、節電を呼びかけるポスターは、4月11日ごろから希望する地元企業などに無料で配布されている。また、被災地での利用を想定して作製されたもう一方のポスターは、同社と取引のある被災地の企業やNPOを通じて配布される予定。
ポスターをデザインした同社の今井俊志(としゆき)さん(35)は「直接被災地には行けないが、ポスターが何かの力になれば」と話した。
同社では、ポスター作製以外にも職員からの発案で、会社の親睦会のために貯めていた4万4200円を義援金として寄付したり、宮城県産の酒を飲む「東北支援交流会」を開催するなどしている。大川社長は「様々な形で継続して支援していきたい」と話した。
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