プレイオフ出場が決まったプロバスケbjリーグチーム「横浜ビー・コルセアーズ」選手 堀田剛司(たけし)さん 港南区在住 34歳
経験生かし、チームに貢献
○…「みんなで頑張ってきた成果。安心感もある」。新規参入チームでシーズン当初は手探りだったというが、最近は試合内容が良くなってきたと話す。「プレイオフ時にベストな状態に」と言っていたレジー・ゲーリーヘッドコーチの言葉が現実になってきた。東西リーグの上位2チームずつが集うファイナル4に「必ず行きたい」。5月に始まるプレイオフでの勝利を誓う。
○…「ホッティー」の愛称で親しまれている、身長196cmの大型3Pシューター。当時160cm台後半だった身長を生かしたいと、中学1年からバスケットボールを始め、湘南工科大学附属高校、日本体育大学と国内トップの環境下でもまれてきた。高校の時にU―18全日本ジュニア代表としてアジア大会に出場したことが人生の転機。世界の舞台で戦い、刺激を得たことで意識はがらりと変わった。「プロになろう」。2000年に新潟アルビレックスに所属し、以来、5チームを渡り歩いてきた。
○…「過去のことは忘れる」前向きな性格。ひょうひょうとした語り口からもそれはうかがえるが、経験豊富なベテランでも、シーズン序盤のけがには悩んだ。肉離れで足を痛め、試合に出場できない日が続いた。悔しさと焦り。20代の時にチームの主力メンバーとして活躍していた分、葛藤は大きかった。今は若い選手にアドバイスをするなど、チームへの貢献の仕方を考え、実践している。壁は、乗り越えたようだ。
○…23歳で結婚し、小学5年の娘と3年の息子がいる。「父さん、臭いなんて言うようになってね。もう、生意気ですよ」。頬がふっと緩む。休日には家族と東戸塚や戸塚の駅前で買い物をし、週に2、3日は戸塚スポーツセンターでウェートトレーニングに励むなど、戸塚にはゆかりがある。年齢的に引退後を考えることもあるというが、「チャンスは来る。いつでも(試合に)出られるように」。眼差しは今を見据えている。
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