神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2012年5月31日 エリアトップへ

待機児童数 87.5%減で9人に 保育所新設、新規事業が奏功か

社会

公開:2012年5月31日

  • LINE
  • hatena

 横浜市における今年4月1日時点での保育所の待機児童数が5月17日、市こども青少年局から発表された。昨年同日と比べ、市で81・6%減の179人、戸塚区で87・5%減の9人だった。同局は保育所新設や保育コンシェルジュなどの対策事業による効果が大きいとしている。

 市では昨年の971人から、区では同72人から減少。減少率は昨年同日の市の37・4%、区の40%に対し、今年は倍以上だった。最も大きな理由は、認可保育所の新設による定員拡大だと同局緊急保育対策課の伊東裕子課長は話す。昨年は49カ所(うち戸塚区は5カ所)が新設され、定員が3600人増えた。23カ所新設などで1712人増だった昨年の倍以上の増え幅だ。

 同局は、保育コンシェルジュを配置したことも減少理由の一つとして挙げている。昨年6月から各区で始まった同事業は、保育専門相談員が希望者の相談に応じ、個々のニーズに合った保育サービスの情報を提供している。区こども家庭支援課の担当者は「導入以来、相談のために窓口を訪れる人も多い」と話す。保育室や一時預かりなどのサービスを知らない人に情報を提供し、保育所以外の選択肢を増やすことで、保護者の負担と待機児童の減少につながったという。

 戸塚駅から離れた保育所へ同駅前から3〜5歳児をバスで送迎する、送迎保育ステーションについては、区内の利用者が今年4月開所時の3人から5月25日時点で6人に増加した。

新設園の空き活用

 待機児童ゼロに向け今年度から始めた取り組みとしては、開所後2年以内の新設園の定員や施設の空きの有効活用がある。定員に余裕のある4、5歳児対象の教室や保育士をニーズが高い低年齢児の保育に充てることで、定員を超えて低年齢児を受け入れている例もある。伊東課長は「年齢別のニーズを考えながら、定員のバランスを調整している」と話している。定員外受入のほかに一時保育や地域の子育てスペースとしても利用されているという。
 

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook