5月11日に開催された横浜市グラウンド・ゴルフ大会で優勝した 相澤光(あきら)さん 戸塚町在住 66歳
豪快な「人間ハングリー」
○…会場の新横浜公園は、草地に砂地。「こんなにでこぼこな会場でも、優勝する人はいるんだよな」。そう思っていたら、結果、約500人中トップのスコアを叩き出した。グラウンド・ゴルフは、15〜50mの4コースを2ホール回り、計8ホールでの打数を競う。ホールインワン3つで70打は決して良くはないというが、「何とも言えない気持ちだったね」。初めての優勝をかみしめ、9月に開かれる関東大会への切符を手にした。
○…180cm、96kgの大きな体は会場でも目立つ。ピンクや緑色など派手なウェアを着ていたらなおさらだ。「調子はどう?」などと話しかけられるようになったのがうれしい。「俺、頭が良くないからさ、みんながすごいって思う。友達になりたいなって。人間ハングリーなんだよ」。大口を開けて笑う。定年まではゴルフに勤しんでいたが、場所や日にちを比較的に選ばずにできる手軽さから、今はグラウンド・ゴルフに夢中だ。「こんなに面白いスポーツはないね」。友達の輪が広がるのも楽しい。
○…戸塚小、鎌倉学園中・高校を卒業後、三越に入社。ゴルフ売り場を担当し、50歳の時に旧三越フィットネスクラブの支配人も務めた。「人と接するのが好きだから、仕事はばっちり合ってたよ」。球があまり飛ばなかったら返品していいことにしたり、プロによるレッスンを開いたりと「売れる企画」を次々に立てた。「せっかち早口ナンバー1」と言う通り、取材中も資料を取りに家の中を行ったり来たり。
○…踊場グラウンド・ゴルフ同好会のメンバーとして、週に2回、谷矢部池(やとやべいけ)公園などで練習する。学援隊のメンバーとして、通学する東汲沢小の児童を見守ったり、戸塚高校内の公園を手入れするなど地域活動にも取り組む。4月には老人クラブ「踊場寿会」の会長に就任した。「地域社会に役立ちたい」。とうとうと持論を展開するが、「話がずれてるわよ」と言われ口をつぐんだ。愛妻には弱いようで。
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4月18日