戸塚駅西口にある72店舗が加盟する戸塚宿ほのぼの商和会(千葉賢二会長)がこのほど、地域の活性化などを目的に同会の名称を印刷したオリジナルラベルを作成。これを貼ったワイン約500本の販売を始めた。
歌川広重が描いた東海道五十三次の戸塚宿の画がプリントされたラベル。同会が発案し、今秋から製作を進めてきた。
初お目見えとなった12月2日に区内で開催されたイベントでは、約20本が売れた。今後は加盟店のうち、約20の飲食店で販売していくという。千葉会長は、「年末の贈答用などに利用してもらい、商店会を盛り上げるのはもちろん、戸塚の名を全国へ発信していけたら」と期待を込める。
トイレ貸し出しも
同商店会はこれまでも、商店会を会場とした大規模な合同コンパ「街コン」、協力店の居酒屋などを巡る食べ歩きイベント「夜の街角ウォッチング」を開催。11月には(株)大川印刷(上矢部町)とNPО法人Checkが共同で進める「オープントイレプロジェクト」に区内の商店会として初めて賛同し、10店舗で高齢者や障害者などがトイレを気軽に利用できるように貸し出すサービスを開始した。
こうして街の活性化に積極的に取り組む背景にあるのは、来春の区役所移転。会員が集まれば、人の流れが変わって商店会が衰退してしまうのではないかとの不安が常に話題にあがる。
千葉会長は「1つでも店が閉まれば、どんどん進んでいくのではないか」と危機感を募らせる。「商店会は昔ながらの人情が魅力。生き残るために会員は仕事そっちのけで頑張っている」と話し、「年末はこのラベルで乗り越え、来年はまた新たな企画を考えていかないと」と話していた。
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