神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2013年1月24日 エリアトップへ

神奈川県公立高校 新入試制度がスタート 「学力検査」、比重は各校判断

公開:2013年1月24日

  • LINE
  • hatena

 神奈川県公立高校の入試制度が、2月1日に募集が始まる2013年度入学者選抜から変わる。これまで前期・後期選抜の2回だった選抜機会が1回となるなど、大幅な変更は9年ぶりだ。市内の教育現場を取材した。

 新制度は、全受験生を対象に「学力検査」と「面接」が課せられることが柱。前期・後期だった選抜機会を一体化し、全ての公立高校で「共通選抜」が実施される。一部の高校で採用していた独自問題による学力検査はなくなり、共通問題となる。

 共通の検査以外に、学校・学科などの特色に応じた「特色検査」を実施する高校もある。市内では、横浜翠嵐・希望ヶ丘・柏陽が自己表現検査として「作文」を実施。光陵・田奈・釜利谷・二俣川看護福祉は「スピーチ」、神奈川総合が「グループ討論」、YSFHが「記述」を実施する。また、荏田の体育コースなどでは実技検査も行われる。

 選考は「学力検査」(特色検査)、「調査書」「面接」の全てを活用して判断されるが、各校の比重はそれぞれ違う。市内の全日制普通科34校のうち、横浜翠嵐と鶴見が、学力検査に6割の比重を置いた。

 面接は全ての学校が2割。横浜翠嵐高校の渡辺英司校長は「調査書を軽視しているのではなく、翠嵐が求める真の力を見るための選考基準とした」と話している。

調査書の評定扱いに不満も

 受験生を指導する教育現場にとって、選抜期間の短縮や選考基準の簡素化によるメリットは大きい。

 県教育委員会は「前期の合格者と後期の受験者が混在し、授業指導が困難だった。選考基準が複雑だったため、進路指導の負担にもなっていた」と分析する。

 市内最多の生徒が通う中川西中学校=都筑区=の松原雅俊校長は「新制度は概ね評価できるが、調査書の扱いについては不満もある。中学校生活をもっと評価してもいいのではないか」と指摘する。受験生からは「前例がないので多少の不安はある」という声も聞かれる。

 募集開始は2月1日、学力検査は15日。詳細は、県教委のホームページで公開している。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

硬式野球全国大会で金

戸塚中・河内さん

硬式野球全国大会で金

中本牧リトルシニア所属

4月25日

地球温暖化「考えて」

地球温暖化「考えて」

泉区が冊子を作成

4月25日

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook