区自主予算 区民サービス向上に重点 「新庁舎拠点に職員一丸で」
2013年度の市予算案が発表され、各区の自主企画事業の概要も示された。戸塚区役所では新庁舎での業務が本格的に始まる年度でもあり、全職員一丸で区民サービス向上に取り組むことを念頭に、各事業展開を進める予算編成とした。
「地域の力、絆深めて住みよい戸塚区」の考えのもとに掲げた区の自主企画事業予算は約1億2108万円で、前年度比1・4%減。▼「地域の絆」づくりと第2期とつかハートプランの推進▼防災・減災のまちづくりと防犯力の強化▼子どもを育む支援策の推進▼地域文化振興や区内中小企業・商店街への支援と環境行動の推進▼新庁舎の利便性を生かした事業と区民満足度向上への取組――の5分野、計36事業で構成されている。
中でも区が重点施策として位置づけているのが【1】新庁舎子育て支援スペースにおける来庁者一時託児事業(495万円)【2】活気あるとつか商店街支援事業(100万円)――など。
【1】では、新庁舎で来庁者向けの一時託児を実施することでサービス向上を図るほか、子育てに関する相談や支援情報の提供を行う。
【2】では、大学生グループを公募し、学生の視点による商店街の魅力紹介や商店街イベントへの協力など、商店街の活性に結び付く活動を協働で実施する。
「既存事業を拡充させつつ、新庁舎を活用した区民サービスの向上を図りたい」
と区担当者。新庁舎3階に設置予定のスペースではパネル展も実施し、食中毒の防止やエコに関する情報を発信するなど、広く啓発活動に取り組むとしている。
防災・減災に関しては、防災啓発や地域による災害時の要援護者支援体制づくりなどにより、地域防災力の向上を図る。
区担当者は「地域の力の大切さを再確認し、絆を深め、より良い戸塚につながれば」と話している。
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