区内で窃盗犯罪増加 戸塚署が対策強化へ
戸塚区内で今年に入り、窃盗犯罪が増加している。中でも車上ねらいと空き巣は顕著で、戸塚警察署では発生状況を分析し、対策を強化する方針だ。
窃盗犯罪は神奈川県下全域で同様に増加。今年1月から4月末時点の区内での発生件数は、空き巣が16件(前年同期比12件増)、車上ねらいが52件(同8件増)。これらの窃盗犯罪は区内各地で発生している。
戸塚署の生活安全課・防犯経済保安係の担当者によれば、空き巣における被害品の傾向として最近では貴金属をはじめ、スーツやワイシャツなどの衣類が多いのが特徴だという。
また、車上ねらいでは窓ガラスを壊され、車内に置かれていたバッグをはじめとしたあらゆる物が盗まれるほか、工事車両から電動工具が盗まれるケースも多い。同担当者は「工事中の車両は、工具などを車内に置いたままにしていることが多い。工事現場に不審者が入り、資材が盗まれたケースもあった」と話す。
また「窃盗犯には癖がある」とも指摘し、「手口や発生時間帯、場所、状況を分析し、パトロールを密にしていく。可能であれば6月から対策を強化していきたい」としている。
自転車盗が急増
今年1月から4月末時点での発生件数は29件(同5件減)と前年同期比を下回るものの、4月に入り大幅に増加してきたのが、自転車盗だ。「乗り物盗は一年中多いが、新年度で街も人が入れ替わり、生活が変化することが背景にあるのでは」と同課の担当者。
被害品の多くが無施錠で自宅敷地内に駐輪していたものも含まれていることから、戸塚署では「自宅内でも油断せず、通常の鍵とワイヤーで二重ロックを」と注意を呼びかけている。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
4月18日