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歯 科 学校健診のお知らせがきたら
子どもたちの学校健診が行われ、結果のお知らせが届く時期。できるだけ歯を削らない、抜かない治療で、歯を長持ちさせる診療を行っている矢部町の「アポロ歯科・矯正歯科」には、この時期から夏休みごろまで受診のお知らせを持参する親子が多く訪れ、さまざまな相談を受ける。
健診の現場では学校歯科医が、顎関節・咬合・歯垢・歯肉・虫歯などの項目別にそれぞれ「問題なし」「要観察」「要精検」とチェックをする。学校から保護者へは、「要観察」または「要精検」となった項目がある場合に受診のお勧めを出すというのが一般的のようだ。
虫歯に関して言えば、「要精検」となるのは進行して穴の空いているような状態。「要観察」と判定される代表的なものが”脱灰”という、歯の表面が透明感のない白色に見える状態。虫歯菌が出す酸の作用により歯のカルシウムイオンなどが唾液中に溶け出しつつある虫歯のなりかけの状態だ。
この状況が続けば、いずれ穴の空いた本物の虫歯になる可能性があるが、生活習慣や口腔衛生状況の改善により再石灰化が促進できれば、健康な歯に回復できる可能性もある極めて大切な段階だ。
「奥歯の溝が黒色っぽくなっている状態も要観察と判定しますが、治療すべきか予防で良しとするか微妙な判断が必要な場合がある」と話すのは、同院の大久保院長だ。「受診の目的は歯を削って治すこととは限りません。お口の中全体の健康状態をきちんと把握し、虫歯から守る方法、またはそれ以上進行させない方法を知ることがとても大切です。歯並びなどの状態によって歯磨きの仕方も異なります」と説明する。
矯正治療は?
歯並びとかみ合わせについては、日本矯正歯科学会認定の「矯正専門医」である藤井副院長に聞いてみた。
「要精検」とされるのは著しい出っ歯、奥歯同士がかみ合わず、顎の成長に影響を与える可能性のあるすれ違い咬合、歯と歯肉に負担をかけている反対咬合などがあり、さまざまなトラブルを避けるためにも早めの対応が望ましいという。一方で永久歯のスペースが足りず、いずれ叢生(そうせい)になりそうな状態は「要観察」とされる。
「混合歯列期のうちなら抜歯せずによい歯並び、咬合を獲得できる可能性が高く、顔面骨格の成長バランスもいい方向に導けることがあります。お子さんの矯正治療を考えている場合には横の方に乳歯が残っている段階までに受診できると、幅広い治療法から計画的に考えることができると思います」と藤井副院長は話す。
大人になるときに虫歯や歯肉、顎、かみ合わせのトラブルがないのは大きな安心につながる。同院では「健診をきっかけに普段の生活習慣を見直したり、歯科医院のチェックを受けたりして、上手に病気のない口を育ててほしい」と呼びかけている。
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4月18日