子育てサポートシステム とっとの芽が運営へ 区社協から10月に移管
横浜市が独自に進める子育て支援活動の一つ、「横浜子育てサポートシステム」。戸塚区では現在、区支部事務局を戸塚区社会福祉協議会が担っているが、10月から地域子育て支援拠点「とっとの芽」に移管する。
この取り組みは地域ぐるみでの子育て、育児と仕事の両立支援を目的にした会員制による有償活動。生後57日以上から小学6年生までの子どもを預けたい側の「利用会員」と、預かる側の「提供会員」、また両者間の調整を図る「地区リーダー」(コーディネーター)で成り立つ。育児中の親のリフレッシュ、保育園や幼稚園への送迎、冠婚葬祭や通院などでも利用できる。
2001年、区社協が運営を受託する形で全市的にスタートしたこの事業は、10年から各区の地域子育て支援拠点に事務局を移管している。現在は10区で移管が完了しており、10月からは戸塚、保土ケ谷、泉区での移管が決まっている。
移管するにあたり、変わる点も多い。専門スタッフが拠点に常駐するため、説明を親子が集まる場(広場)で行えるほか、スタッフが直接出向くことも可能に。また、初めて利用する際の会員同士の事前打ち合わせにコーディネーターが同席。預け先も広場にできることで相互の安心感につなげていくという。
一方で、今後力を入れていくべき課題も。現在の利用目的の多くは、子どもの送迎が占める。とっとの芽のスタッフは「リフレッシュ目的にも利用してほしい。育児中に自分の時間を持つことは大切」と強調する。
また、区内では提供会員に対して利用会員が圧倒的に多い。「今まで提供会員にシステムをPRする場がほとんどなかった。今後増やしていく必要がある」とも話す。同システムの問合せは、専用ダイヤル(とっとの芽内)【電話】045・443・5384(10月からの火〜土曜日の午前9時30分から午後5時まで)
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