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戸塚区版 公開:2013年10月24日 エリアトップへ

南戸塚小学校の音楽教員で、10月27日に「ふれ愛コンサート」を開催する 浅井 優子さん 泉区在住 

公開:2013年10月24日

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出発点は音楽室

 ○…音大声楽科卒。在学中から組むソプラノとピアノのデュオで2年前に出場したコンクールで優秀演奏者賞などを受賞した。歌声を皆に聴いてもらいたい、音楽を通じて社会の役に立ちたい――。小学校で音楽教員を務める傍ら続けてきた活動が評価されたことでそんな気持ちが強まり、10月27日に童謡やドイツ歌曲を歌う「ふれ愛コンサート」を開催する。

 ○…コンサートは元々、前任校の大正小学校で5・6年生の音楽の授業の一環で始めた取り組み。開始当初は地元コーラスグループの合唱を聴く内容だったが、回を重ねるごとに一般教員や4年生も加わって演奏や合唱を披露する”参加型”に。会場も音楽室から体育館へ移し、低学年の観衆を前に発表する校内の一大イベントに成長した。技術の良し悪しは二の次。自分を表現できた喜びに、演奏後は会場に笑顔があふれた。「毎年2月の開催で体育館は寒かったけれど、本当に温かいコンサートだった」。今回の会場は戸塚区民文化センター。規模や形式が変わっても、音楽でひとつにつながる喜びを分かち合おうとの願いは同じだ。

 ○…35年の教員生活で教えた児童はのべ3000人超。「何千人ものお客さんが入るホールの舞台に立つ機会はないけれど、小学校の音楽室で本当に多くの子どもたちの前で歌うことができた」。大好きな音楽を子どもたちに教える幸せ。「どれ程の影響力を与えられたか分からないけれど、少しでも楽しい思い出になっていてくれたら嬉しい」

 ○…曲のイメージを理解したり、自分の発する音に関心を抱くことは音楽の上達に不可欠。「根底にあるのは豊かな感受性。それがないと絶対にきれいな音は出せない」。それは浅ましい事件が絶えない社会を生き抜くにも必要な力。だからこそ、音楽教育を通じて成し遂げたいのは「心を育てること」。そのためには本物の音にふれることが重要と、自己研鑽に励む日々だ。

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