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戸塚区版 公開:2013年10月31日 エリアトップへ

養護老人ホーム横浜市名瀬ホームの支援員として「第21回神奈川県介護賞」を受賞した 牧野 ついこさん 泉区在住 55歳

公開:2013年10月31日

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「人のため」が自分のために

 ○…22年間にわたり横浜市名瀬ホームで支援員として介護職に携わり続けたことが評価され、10月17日に県から表彰を受けた。「スタッフの協力があってこそ。自分一人ではできない」と感謝する。ホームは365日、24時間稼働。自身の仕事も日勤、夜勤とあり時間は不規則だが、「入所者とここで生活するのが好き。一人ひとりを理解していくと親しみが湧いて、離れがたくなる」と明るく話す。

 ○…前職は民間企業の総務職。「多くの人と関われたけれど、事務職以外で打ち込める仕事に就きたかった」。30歳のときに退職し、職業訓練校で介護職を体験。福祉の道に進むことを決意した。横浜市の採用試験に合格し、名瀬ホームに配属された。仕事は入浴や食事、排せつの介助など、入所者のすべてのケアにわたる。「体力を要するので、自分のケアも同時に大切。自分が動けなくなると周りに迷惑がかかってしまうから」。チームワークが現場には欠かせないという。

 ○…沖縄県の伝統的な染色技法の一つ、「紅型染め」に20代のころから夢中。休日は作品づくりに専念し、これまで日傘やバッグなど製作。「最近は夏の着物を作ったんです」と嬉しそうに語る。「一つ一つに時間はかかるけれど、それが面白い」。完成までの作業過程にこそ、喜びを見い出す。

 ○…「人のためにだけ動いているのではない。いろいろ体験してみることが勉強になって、自分のためにもなる」と最近よく思う。「辛い」と感じたことも、「客観的にそれを見ることで、辛く感じなくなった。それに楽しいことがあるから仕事も頑張れる」と常に前向き。入所者は自身にとって人生の大先輩だという。「それぞれの人生観を沢山教わることができた。私は皆さんが平穏な生活を送れるようにサポートしていく」。目標は仕事をずっと続けていくことだ。「人と接するのが好き。疲れてしまっても、『また来よう』って気持ちになれるんです」

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