教室が歴史資料館に 市立俣野小
市立俣野小学校(山崎浩一郎校長・児童数140人/12月1日現在)では、3階の2つの教室を「俣野ふるさと資料館」とし、児童の学習の場としている。
片方の教室には糸車や茶釜、いろり、玉音放送受信ラジオ、当時の教科書等を並べ、昭和初期の生活様式を再現した民家を設置している。もう一方の教室にあるのは、足踏み脱穀機や大八車、桑つみ籠、鋤、鍬といった昔の生活の道具。宮永曜子副校長によると、資料館を設置したのは2005年。展示物は教室にあった民具や地域から寄贈されたものだ。
同校児童にとっては、教科書の題材の実物に触れることができる場。普段、資料館に自由に入ることはできないが、授業で室内を目にすると「うわぁ」「すごい」といった驚きの声が上がるという。学習の一環として近隣小学校からも見学に来る。
地域住民らが講師となって、児童に草鞋やお手玉づくり等を教える俣野ふれあい塾が同校で開かれる日には、講師や保護者に資料館を開放してもいる。
宮永副校長は「俣野の歴史を知る良い資料が揃っている。子どもたちの学習の場であると同時に、地域との触れ合いの場として未来へつながっていけば」と話す。
一般の見学希望にも応じる。問い合せは同校【電話】045・852・4311へ。
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