さくらプラザで開かれる「真夏のさくら祭典」に口笛奏者として出演する 古山 江玲奈さん 矢部町在住 30歳
口笛演奏に花を飾る
○…戸塚区民文化センター・さくらプラザで8月31日に開催される祭典では、口笛で8曲ほどを演奏する。口笛のワンポイントレッスンや、参加者と一緒に演奏する時間を設けるなど、目指すのは参加型のステージ。人前で演奏するのは緊張するというが、場数を踏むことで次第に慣れてきた。「口笛には地味なイメージもあるので、コンサートを通じて口笛の素晴らしさを伝えられたら」
○…東神奈川のライブバーでの演奏や老人ホームへの慰問、地域イベントへの参加など、活動は多岐にわたる。老人ホームでは、高齢者に口笛を吹くコツを伝えることも。「口笛に馴染みがある方が多いからか、喜んでいただける」と嬉しそうに話す。繊細な音色の口笛には「癒しの力もある」という。商社に勤める傍ら、演奏を続けるための練習や腹筋運動は欠かさない。自宅だけでなく、柏尾川沿いも練習の舞台だ。
○…口笛との出会いは8年前。「思い立ったらすぐ行動」という信条を大事にしている通り、興味を持った口笛教室に行き、その場で入会した。旅行やスキューバダイビング、水泳と多趣味。学生時代には区内の商業施設でアルバイトし、旅行資金としたことも思い出だ。友人と飲みに行くことも好きで「戸塚の店を開拓するのが楽しい。最近お洒落な店も増えたから」。両親と妹の4人家族。口笛を吹いていると、自然に家族の口笛の合奏が始まる。そんな家庭で日々を過ごしている。
○…「いつでもどこでも、気軽に楽しめる。コツさえつかめば誰にでも吹け、音色も十人十色」。尽きることのない口笛への思いをこう表現し、「口笛の演奏があることを、もっと多くの人に知ってもらいたい」と力を込める。そのために、舞台には踊りを取り入れたり、華やかな衣装を身にまとうなどの努力を怠ることはない。「魅力を多くの人へ」。今後も、口笛のイメージアップにまい進する。
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4月18日