よこはま健康応援団 区内参加数 倍増の23店 積極的なPRが奏功
食や禁煙などの分野で市民の健康づくりを支援する事業者を「よこはま健康応援団」として認定し、区民らにとっての健康な食環境を整える取組みへの区内参加店が3月末の12店から、ほぼ倍増の23店に達した。戸塚区は今年度、同取組みを強化しており、その成果が表れた格好。年度内に32店に増やしたい考えだ。
横浜市では、市民の健康づくりの指針として健康横浜21を策定しており、「よこはま健康応援団」の取組みは、この一環。外食や市販の弁当・惣菜など利用者の食環境を整備し、健康づくりに役立ててもらおうとの目的がある。
対象は一般飲食店や弁当・惣菜店、ファミリーレストラン、ファーストフード、コンビニエンスストアなど。【1】バランスメニュー【2】野菜たっぷりメニュー【3】ヘルシーオーダー【4】おすすめ朝食メニュー【5】栄養成分表示【6】店内終日禁煙――のうち1つ以上を満たすことが参加条件となる。参加するには申し出が必要で、その後、行政のチェックを経て認定される。
8月27日現在、市内全体の参加店は403店。泉区・南区の3店から青葉区の92店まで各区の参加数には差があり、戸塚区の22店(9月1日に1店増加し23店)は、ほぼ平均値。
取組みが始まったのは2005年。以来、戸塚区の参加数が伸び悩んできたことから、区では強化策を探ってきた。今年2月には商店街の会合で参加を呼びかけ、今年度に入りオリジナルのホームページも作成した。飲食店を対象に申請書類を送付したり、直接出向いて説明したりといった広報活動にも力を入れた。
活動の中心となったのは戸塚福祉保健センターの福冨まどかさん、芝地智子さん、俵恵利子さん。訪問した店側の反応は概ね良好で「それまで取組みを知らなかった事業者も、声をかけると協力的」と話す。主旨に賛同したほか、参加するとステッカーが配布され、行政のホームページ等で紹介されるメリットも参加意欲を上げる要因となった。
取組みでは、食環境の整備以外にも、店の売上アップ、区民らの地域再発見等も見据えている。
8月に認定された一つが舞岡町の「ぎょうざの横濱黄河」。鈴木京子店長は「市の広報紙を見てすぐに参加したいと思った。地域の健康づくりにとって良い企画」と話した。
区内の参加店はホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/fukuho/kenko/ouendan/)で閲覧できる。
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4月18日