華やかなイルミネーションで街が彩られるこの時季。一風変わったイルミネーションを行っている寺院が戸塚区内にある。
その寺院とは矢部町の雲林寺(北見秀明住職)。門から見える本堂の中央で輝いているのは、仏教の教義を示すといわれる「法輪」だ。網と木材で2m四方の土台を作成し、LEDの電飾を法輪のデザインに沿って、地道に括り付けていったという。当初は臘(ろう)八接心(12月1日から釈迦が悟りを開いた成道会の8日までに行う座禅の修行)の期間のみ飾るつもりだったが、イルミネーションの時季でもあるため「せっかくだから」と年末まで続けているという。
「台湾で建物全体を電飾で飾った寺院があって、うちも裏山でやろうとしたらさすがに止められた」と楽しげに話すのは、北見住職。始めた当初は不思議そうに門の間から覗く子どもたちや写真を撮る人、何なのか尋ねる人も多かったが、8年目ともなると近所でも「お馴染み」の光景となってきた。
区内の別の寺院の住職らも興味があるようで、「お寺だからホーリーナイトじゃなくて法輪ナイト。うちでもやってみようかな」と話題になっている様子。イルミネーションは、大みそかまで毎日午後4時半から午前0時まで点灯する。
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