心肺停止状態の男性を適切な救命措置により、救急隊到着前に蘇生させたとして、8人に12月15日、戸塚消防署の坂本浩署長から感謝状が手渡された。
表彰されたのは、勝俣浩之さん、原康樹さん、藤川義則さん、佐藤浩一さん、楠原訓幸さん、金高晃二さん、原大志さん、下村里江子さん。今回の事案は10月30日の午後8時前、上矢部町のスポーツ施設でフットサルの試合後に男性が突然倒れ、心肺停止状態となったもの。8人は男性の仲間やそばに居合わせた人で、119番通報やAEDによる除細動と胸骨圧迫、人工呼吸などをそれぞれ実施。素早い連携により救急隊到着時には自発呼吸する状態まで蘇生させた。男性は入院を経て、無事社会復帰した。勝俣さんは「AEDの大切さを身に染みて感じた」と振り返り、藤川さんは「仲間が助かったこと、これに尽きる」と話した。
戸塚消防署によると、市内の救急出動は1年間で約17万件。心肺停止だった事案は約3600件で、そのうち約2000件は市民が救命措置をとっているという。だが、社会復帰に至るのは60件程度と少ない。坂本署長は「どのプロセスがなくてもこの結果には至らなかった」とし、感謝の言葉を述べた。
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