県政報告【7】 スギ・ヒノキ花粉対策を「重点施策」に 環境農政常任委員会で質疑応答神奈川県議会議員 北井宏昭
県民の約3割がスギ花粉症で困っている状況下、神奈川県環境基本計画骨子案のスギ・ヒノキの花粉削減について、環境農政常任委員会で質問・要望しました。
その骨子案には、環境に関する技術の調査研究の施策として「スギ・ヒノキの花粉削減」が位置づけられています。同骨子案の大気環境保全対策の重点施策に「PM2・5対策の推進」があげられていますが、「スギ・ヒノキの花粉対策」は入っておりません。しかし、花粉症に起因する医療費や、労働生産性の低下を含む経済損失を考慮すると、花粉対策は県民に対する大きな課題であると訴え、重点施策化を要望しました。
花粉は近隣都県からも飛来するため、本県では、東京・埼玉・千葉などと共同で、現在のスギ林の一部に広葉樹を混ぜた混交林化や、広葉樹林への転換、花粉の少ない品種のスギへの植え替えを進めています。
削減目標を数値化せよ
そんな中、特に花粉に悩む県民の皆さんに示すべきは、実際の花粉の削減量です。事業を行う上で成果を数字で表すことは当然で、何らかの「見える化」が必要です。そこで県には花粉飛散量の削減目標を数値化するよう要望しました。
県は、混交林化やスギの転換等、事業の進捗状況を県民に示していくとし、同時に、花粉の飛散量がどれくらい減少したのかを、推定値のように、分かりやすい示し方を早急に考える、と答弁しました。
花粉対策は、県民の暮らしにとって大変重要なテーマです。花粉飛散量を環境指標に盛り込むよう、あわせて要望しました。
これからも皆さんが暮らしやすい神奈川のための提案を続けてまいります。
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