県政報告【10】 わが町を流れる柏尾川治水対策が急務 神奈川県議会議員 北井宏昭
先月までの決算特別委員会で、都市河川重点整備計画についても質疑しました。
県では都市化の進展が著しい箇所を流れる河川を都市河川重点整備計画に位置付け、地元の柏尾川も計画に位置付けられています。
柏尾川については平成３年度に策定した同計画に基づき、まずは１時間に50ミリリットル降雨に対応する護岸や遊水地の整備に取り組みました。私は平成19年度の建設常任委員会で工事の遅れを指摘し、ようやく平成21年度に整備は完了。さらに私は目標の格上げを訴え、平成21年度には柏尾川の整備目標を一段高め、１時間におおむね60ミリリットルの降雨とし、中流部から上流にかけて新たに複数の遊水地を整備することになりました。
今回の決算特別委員会では進捗を確認。現在、新たな遊水地整備に向け、地権者との交渉が整った箇所から用地を取得しており、順次工事が進められます。
年々、豪雨発生率は高くなる傾向にあります。そのため、現計画が目標とする治水安全度は著しく低下し、浸水氾濫の危険性が増すことは明らかなのです。
限られた予算ではあるものの、河川流域の安全を守るため、確実に整備を進めることを要望しました。
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