柏尾町の一角で毎月開催されている「柏尾ぶらり・サロン」が1月15日、50回目の節目を迎えた。地域住民の交流や参加者の自己研さん等を目的として、毎回、地域内外の講師による講演を実施している。サロン開催による地域活性を図る主催者は「今後、区全体の企画となれば」と期待している。
「皆が主役のこういった地域のネットワークこそが大切」。節目となった50回特別記念講演に講師として参加し、地域の約40人を前にした財務副大臣、坂井学氏は強調した。同氏はまた、聞き手だった参加者が講師ともなるサロンから広がるネットワークを、地方創生の原点と位置付けた。
参加者は次第に増加
柏尾ぶらり・サロンを主催するのは、柏尾町内会。2011年12月に初めて開催して以来、毎月第3金曜日に休むことなく開いてきた。
発案は同町内会の担当副会長、天本武さん。地域交流の場として、また講師の話に耳を傾けることにより、自身を多角的に見つめ、研さんを積む場になればとの思いから立ち上げた。初回の参加人数は8人だったが、参加者の口コミにより次第に増加し、回により、ほぼ満員の約40人が集まるようになった。
サロンはコミュニティーストアかしわや2階を会場とし、午後6時半から。約1時間の講演が終わると、会食会となる。料理は会に協力する有志の女性による手づくりで、会費は男性1500円、女性1000円。
講師は政治家や実業家、行政職員など、主に天本さんが自身の人脈を駆使し、幅広いジャンルから募る。「皆、快く引き受けてくれるので、断られた記憶はないかな」(天本さん)。マイナンバー制度や介護サービス、政治のあり方についてなど、社会の動きや関心ごとに沿った内容を心がけている。一方通行の情報発信ではなく、参加者からの質問も受け付ける。
継続が大切
「参加した方からは『よかった』と声をかけてもらえる。若い人の参加も徐々に増えている」と笑顔の天本さん。「自身の学びの場にもなる地域サロンの存在は大切。交友関係が広がることは、かけがえのない財産にもなる。区全体のサロンとして発展していけば」と今後を見据えた。
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