株式会社大川印刷(大川哲郎代表取締役)は今年度より、カーボン・オフセットを利用した「CO2ゼロ印刷」を開始した。
カーボン・オフセットとは、排出する温室効果ガスを、環境保全などの活動を支援することで打ち消そうという考え方だ。
同社は工場や輸送を含む事業活動で年間約175トンの温室効果ガスを排出しており、これを国内排出量取引制度の「J―クレジット制度」(※)を活用することで打ち消す。同制度を利用し、排出する温室効果ガスのすべてを実質ゼロにする取組みは、印刷業界では全国初。
同社は今年度、北海道下川町や山梨県の森林育成事業、一般家庭における太陽光パネル導入を支援することで、クレジットを得るという。
同社の担当者は「下川町は川上町と友好協定締結しており、山梨県は横浜の水源がある。当社にゆかりのある場所の森林育成をお手伝いできればという思いがあった」と話す。
今後は「CO2ゼロ」の印刷物を通し、消費者や取引先にもカーボン・オフセットの取組みをPRしていきたい考えだ。
※J―クレジット制度…環境保全等の取組みを通して削減・吸収した温室効果ガスの量を「クレジット」として国が認証する制度。クレジットは売買でき、企業の温暖化対策PRなどで使われる。
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