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戸塚区版 公開:2016年5月19日 エリアトップへ

戸塚駅地下 テロに備え総合的訓練 9機関が連携

社会

公開:2016年5月19日

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負傷者(人形)の除染を行う隊員
負傷者(人形)の除染を行う隊員

 海外で頻発しているテロ災害に備えるための対応訓練が4月27日、戸塚駅地下で行われた。「G7伊勢志摩サミット2016」に派遣される機動特殊災害対応隊・鳥が丘大型除染隊が、関係機関と合同で実施した。

 今回の訓練は、横浜市内2位の乗降客数であることから戸塚駅で実施された。市営地下鉄戸塚駅プラットホームに化学剤がまかれるテロを想定し、約100人が参加した。参加機関は以下の通り。▽戸塚消防署及び指定部隊▽戸塚区役所▽横浜市交通局▽戸塚警察署▽戸塚消防団▽東日本旅客鉄道株式会社▽国立病院機構横浜医療センター▽戸塚共立第1病院▽上倉田地区連合会。

 薬物がまかれたという通報が入ったのち、現場には防護服を着た機動特殊災害対応隊が急行。薬物の測定機器や応急措置用機材を運びこみ、有害物質の特定を行った。その後、隊員らは手分けして負傷者に対応し、汚染被害の規模に合わせ、戸塚駅地下通路に誘導・避難させる、担架で負傷者を運ぶなどの救助活動を消防隊に引き継ぎながら行った。

 ホーム階上では鳥が丘大型除染隊が待機し、担架で運ばれてきた負傷者の、体や服についた化学剤を除染した。大型除染隊は横浜市内で唯一の部隊。放射能物質、生物・化学災害などが起こり多数の負傷者が有毒物質などに汚染された場合、付着した原因物質を取り除く活動をする。鳥が丘消防出張所には、国内でも台数の少ない特殊車両「大型除染システム搭載車」が2012年から配置されている。

 除染された負傷者は、国立病院機構横浜医療センターが編成する、医師・看護師による横浜救急医療チームYMATが応急処置をほどこし、その後設置された仮救護所のテントに搬送された。

 比較的軽症の負傷者役を担当したのは、上倉田地区連合会の住民らで、消防団も補助にあたるなど、区民の活躍も見られた。駅を通りがかった人も、足を留め写真撮影するなど関心を示した。

 坂本浩戸塚消防署長は「有事の際は多くの機関が協力し合わなければならない。スムーズでいい訓練となった」と話した。

市の合同訓練も

 サミットに派遣される市内の部隊による合同訓練も5月11日・12日、横浜市民防災センターで行われた。戸塚消防署からは5月23日から29日まで6人が派遣される。訓練に参加した、鳥が丘消防出張所・消防司令補の渡辺徹也隊長は「派遣部隊が多く、合同訓練の機会が少なかったが、十分対応できた。市の代表であり全国の代表として全力で務めたい」と話した。

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