神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2016年10月27日 エリアトップへ

徒歩帰宅者支援拠点 区内団体が初登録 10月7日には訓練も実施

社会

公開:2016年10月27日

  • LINE
  • hatena
発電機を作動させるスタッフ
発電機を作動させるスタッフ

 横浜市が進める、大規模震災時の帰宅困難者対策の一環で、徒歩帰宅者支援拠点の運営スタッフとして「とつか災害ネット」が市内で初めて登録した。10月7日には、運営スタッフのみの現地での訓練を行った。

 大規模震災時、交通網の麻痺などにより発生すると想定される「徒歩帰宅者」。自宅に子どもがいるなどの理由で、徒歩で帰らざるをえない帰宅困難者への対策は避けられず、帰路での支援が必要とされる。そのため市は、帰宅ルートになりやすいと考えられる、幹線道路沿いの8区12か所に「徒歩帰宅者支援拠点」を設置する予定だ。震災時には市職員が各拠点に向かうことが難しいことから、拠点の運営スタッフを募っている。

市が協力を依頼

 市は拠点近くの事業所やボランティア団体などに、協力を依頼している。市に登録することで「スタッフ協力証明書」が発行され、運営スタッフとして認められる。運営スタッフは【1】夜間から早朝を除く時間帯に、市内1か所以上で震度5強以上が観測された【2】テレビ・ラジオなどの情報から横浜駅に乗り入れる鉄道機関全線が運休し、再開のめどが立たない――場合に集合する。戸塚区で災害ボランティアセンターを運営する団体「とつか災害救援活動ネットワーク(とつか災害ネット)」は市の声に応え、初の登録団体となった。

開設の実地訓練も

 開設時、拠点が主に行うのは情報提供だ。ラジオやテレビを設置するほか、市・区本部とPHSで連絡をとり情報を掲示する。地図やレインコート(雨天時)も必要に応じて配布する。用具は、平常時は指定された備蓄庫で保管する。

 区内で拠点に指定されている宝蔵院蓮ぎょう寺では10月7日、「とつか災害ネット」が初の自主訓練を実施した。訓練では、備蓄品の開封作業などから始め、リヤカーでの備蓄庫から拠点への運搬や、発電機の起動、情報を掲示するためのホワイトボードの設置などを実施した。訓練に参加した大坪映子さんは「戸塚駅は市内2番目の乗降者数をほこる駅。多くの帰宅困難者の利用が予想されるのでスムーズな運営を目指したい」と話した。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook