横浜市都市計画マスタープラン戸塚区プラン「戸塚のまちづくり」がおよそ16年ぶりに改定される。戸塚区ではこのほど、同プランの改定素案を公表し、来年1月31日(火)までを期間として意見を募集中。戸塚区役所では「より良い戸塚のため、気軽に意見を寄せてほしい」としている。
都市計画マスタープランは、土地利用の規制・誘導や道路・公園等の基盤施設の整備内容を定める都市計画の基本的な方針を示すもので、横浜市都市計画マスタープランは、全体構想と地域別構想により構成されている。
戸塚区プラン「戸塚のまちづくり」は地域別構想に該当する。区の望ましい将来像等が示され、おおむね20年後の2037年を目標年次としている。
社会情勢の変化等が背景
同プランは2001年に策定され、15年以上が経過した。改定の背景には、少子高齢化や地球温暖化がさらに進み、社会情勢が変化したことなどがある。
主な改定内容は、鉄道駅を中心としたまちづくりのあり方や、大規模土地利用転換における適正な土地利用の誘導などを新たに追加した点。区の成り立ちや現況データの充実を図り、防災分野の記述を増やしたほか、環境問題などの記載内容も整理した。
基本理念は「自然と歴史に育まれ、暮らしと賑わいがあるまち戸塚〜活力と活気のある持続可能な社会の実現」。部門別に▽土地利用▽都市交通▽都市環境▽都市の魅力と活力▽都市防災――の方針が示されている。
エリア別の視点も
戸塚らしさを生かすことを重視し、戸塚駅周辺・東戸塚駅周辺・柏尾川・旧東海道の4エリアの視点を盛り込んだ。
例えば、戸塚駅周辺を「業務・商業・文化など多様な機能が集積する主要な生活拠点」と位置付け、目標像として▽誰もが歩きやすいバリアフリーのまち▽東西が一体となり発展するまち――等を挙げた。
意見募集後は改定原案の作成、その公表・意見募集等を経て、17年度の改定プラン告示を目指す。
改定素案は区総合庁舎9階区政推進課や区内地区センター等、また戸塚区ホームページでも閲覧できる。
説明会も実施
12月17日(土)午前10時から、21日(水)午後7時からは、改定素案の説明会も行われる。会場は戸塚区総合庁舎3階・多目的スペース中で、当日参加も可。
戸塚区役所の担当者は「まちづくりの目標は、より良い戸塚の実現。ご意見がございましたらお気軽にどうぞ」と話している。
意見の提出方法などに関する問い合わせは、戸塚区役所区政推進課企画調整係【電話】045・866・8327へ。
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