戸塚で暮らす障害者が主役となり、「働く」をテーマにそれぞれの想いを発信するシンポジウムが12月7日、戸塚公会堂で開かれた。
イベントを主催したのは、戸塚区社会福祉協議会・障がい福祉分科会。講演では、150人を超える知的障害者が働く株式会社日立ゆうあんどあい(吉田町)の代表取締役社長、鈴木巌氏が同社の業務説明や障害者の就労状況・休日の過ごし方等を紹介した。「当社にはしっかり働いてくれて、健常者の見本となる人材が多い」と話した鈴木氏。障害者の就労には「企業と教育機関、就労支援機関の連携が必要」と訴えた。
同社で働く2人の社員も登壇した。鈴木氏に紹介されると、一人ずつ、グループホームから歩いて通勤する日々の様子や、食事補助業務で客から「ありがとう」と礼を言われる喜びを来場者に伝えた。
会場に集まったのは300人を超える地域住民ら。主催者が用意したアンケートで、「戸塚の街を障害者とともに育てていきたい」「障害者が生き生きと暮らしていけるよう、地域で何ができるか考えたい」などと感想を寄せた。
主催者側からは「障害者の仕事を地域の皆さんに知っていただけて嬉しく思う」「今後もシンポジウムを続けたい」といった声が挙がった。
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