神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2017年1月1日 エリアトップへ

上矢部町 工業団地にビール工場 「世界一のピルスナー」目指す

社会

公開:2017年1月1日

  • LINE
  • hatena
工場内で、ピルスナーの魅力を語る鈴木さん
工場内で、ピルスナーの魅力を語る鈴木さん

 横浜ベイブルーイング株式会社(鈴木真也代表取締役)がこのほど、上矢部町の戸塚工業団地内にビール工場を設立した。チェコスタイルのビール「ベイピルスナー」を中心に、オリジナルビールを醸造。戸塚の地から「世界一のピルスナー造り」を目指す。

 同工場では昨年10月に醸造を開始した。12月には「オープニングフェス」を実施。関係者や地域住民ら700人以上が来場し、ビールが振る舞われた。鈴木さんは「品質は満足いただけたと思う」と振り返る。

 同社のスタートは2011年8月。関内にビアパブ「ベイブルーイングヨコハマ」(中区福富町東通2の15)を開業し、以降徐々に醸造設備を導入。翌年には免許を取得し、様々なオリジナルビールを製造してきた。

 しかし、鈴木さんがずっと造りたかったというチェコスタイルのビール「ピルスナー」は、大きな設備が必要だったこともあり、店内での醸造は諦めていた。

魅力に取りつかれ

 23歳の頃に醸造家を志し、市内の地ビール工場に勤めていた鈴木さん。世界のビールを飲んできた中で「一番感動した」というのが、チェコ発祥の「ボヘミアンピルスナー」だった。「1杯目よりも2杯目が美味しく、3、4杯と飲み進められる」と魅力を語る。

 鈴木さんはチェコを訪問し醸造方法などを学ぶ傍ら、国内3カ所の醸造所に協力を求め、14年にはピルスナーの醸造開始にこぎつける。「ベイピルスナー」と名付けたビールは、同年行われたチェコ最大のビール審査会で、地元勢を倒し優勝。着々とノウハウを磨いていった。

 一方で開業時からの夢だった自社工場の設立に向け、準備を進めてきた。そして一昨年、銀行融資などの条件をクリア。昨年の醸造開始につなげた。

 夢は「世界一のピルスナー造り」だ。「今後は戸塚駅東口にも店舗を出店する予定。多くの人に魅力を知って欲しい」と話す。

クラフトビールの祭典

 鈴木さんは2013年から毎年、全国のクラフトビール(小規模な醸造所で職人が作るビール)の審査会、「JAPAN BREWERS CUP」を、有志と共に開催している。一般の人も入場して楽しめる同イベントは、徐々に賛同者も増え、昨年は115種類のクラフトビールがエントリーした。

 今年も1月27日(金)から29日(日)まで、横浜大さん橋ホールで行われる。入場料は500円(ビール代別途)。鈴木さんは「審査会で好評価を得たビールをその場で飲める機会。ぜひお越しださい」と呼びかける。問い合わせは同社【電話】045・443・9972へ。

同社製品の「ベイピルスナー」
同社製品の「ベイピルスナー」

戸塚区版のトップニュース最新6

多目的広場が公開

舞岡八(はち)幡(まん)山しぜん公園

多目的広場が公開

団体利用は5月開始予定 

3月28日

支援続けて10周年

発達障害がある家族持つ人

支援続けて10周年

区内で活動 動画を制作

3月28日

戸塚区内には211

災害応急用井戸

戸塚区内には211

発災時「生活用水」で活用

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

園芸博 機運醸成にフェス

横濱花博連絡協議会

園芸博 機運醸成にフェス

16日、17日 通信施設跡地

3月14日

”歌う自販機”で地域活性

戸塚モディ前

”歌う自販機”で地域活性

戸塚泉栄工業会が協力

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

  • 1月11日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook