横浜市会報告 平成29年のテーマは「インパクト」 横浜市会議員 鈴木太郎
平成29年の年頭にあたり、毎年恒例の今年の鈴木太郎の活動テーマを発表します。
平成29年のテーマは、「インパクト」です。
ここ数年、私は、社会的インパクトということに関心を寄せて様々な活動を展開しています。明治大学の特別招聘教授としての活動も社会的インパクト投資の普及が中心です。社会的インパクトとは、社会に与える影響や衝撃ということです。トランプ氏が次期アメリカ大統領として米国社会のみならず全世界にどんな影響を及ぼすのか誰もが固唾をのんで窺っています。それだけ大統領の政策が与える社会的インパクトは大きいということです。
本来、政策とは社会に対して良いインパクトを与えなければいけません。私が問題視しているのは、今の行政機関では政策によって社会的インパクトを最大化するという意識が不十分だということです。
どういうことかというと、行政機関は納税者からの税金をインプットとして様々な事業を行います。事業を行った結果としてのアウトプットは意識するのですが、本来もっと大切な事業によって生じた状態であるアウトカムや、事業が社会に与えた影響であるインパクトに十分な関心が寄せられていません。
介護予防教室事業を例にとると、行政は教室を何回開催して何人が参加したかというアウトプットをしっかりと把握しますが、この事業によって何人が要介護状態にならずにすんだかというアウトカム、あるいは、それによってどれだけの介護保険費用が縮減されるかといったインパクトという段階になると、そこまで意識が行き届いているとは言えません。
人口減少時代の行政運営にチャンスを創るためには、社会的インパクトを重視した政策を打ち続けなければいけません。平成29年はこれを意識して活動して参ります。
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