国政報告 休眠預金を国民の皆さんに還元 前 財務副大臣 衆議院議員 さかい学
私が4年近く中心となって携わってきた「休眠預金活用法案」が先月12月2日に成立しました。10年間、出し入れ等の取引が全くない「休眠預金」は、年間で約1000億円発生します。その後、約半数は預金者に払い戻されていますが、それでも500億円程度は残り、金融機関の雑所得として処理されています。
「元々は皆の預金なのに、銀行の所得になっているのはおかしい。社会のために役立てるべきでは?」と菅官房長官からお話をいただき、民間公益活動(民間団体の社会福祉増進のための活動)を通じて皆さんに還元をしていくという仕組みを法律としてまとめました。
公益活動の活性に期待
具体的には、【1】子ども、若者【2】日常生活を営む上で困難を有する者【3】地域活性化等、これらの支援活動を行っている民間団体――に、助成・貸付・出資などの形で支援することになります。これにより、公益活動の担い手育成や、より一層公益活動に民間資金を活用できるようにするための呼び水効果も期待できます。
今後は加藤勝信・一億総活躍大臣のもと、公正かつより有効に活用される制度を実際に作っていくことになります。大切なのは、この資金で社会が実際に変わることです。
尚、預金者にとっては何も変わりません。今まで以上に払い戻し努力は行われますし、預金者は何年経ってもその口座のある金融機関の窓口で払い戻しを受けることができます。安心していただきたいと思います。
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