乗降客数の多い東戸塚駅で災害時に駅周辺が混乱することを想定した「対策訓練」が2月16日、区役所などが参加するなか、行われた。東日本大震災時、JRなど公共交通機関が運行を中止し、同駅で多数の滞留者が発生したことを教訓に2015年から戸塚駅と交互に各年で実施している。
訓練当日は、午後2時に区内で最大5強の震度を観測したと想定。それにより、鉄道の運行が停止し、東戸塚駅、戸塚駅で多数の帰宅困難者が発生――とした。
東戸塚駅では、駅職員がホームから帰宅困難者役の訓練参加者を駅改札口外まで誘導、そこから一時滞留先として区と協定を結んでいる「コナカ本社」、「横浜保育福祉専門学校」まで区の情報を受けながら参加者自らが避難した。また、区は駅構内に現地本部を設置し、滞在施設や区内の被害状況、交通機関の運行情報などをトランシーバーを活用して確認していた。
区総務課の田中均危機管理担当係長は「朝夕ラッシュ時の時間帯で巨大地震が発生すれば、事態は大きく異なる。訓練を繰り返しながら対策をより良い形にしていきたい」と語った。
帰宅困難者の一時滞在場所として東戸塚駅周辺で6カ所、戸塚駅周辺で9カ所指定されている。
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