「原宿うたごえ喫茶」-。1960年代に盛り上がりをみせた歌声喫茶を、区内原宿にある原宿音楽教室&カルチャースクール(大崎まみ代表)が毎月1度再現している。
3月3日に開かれた会にも50人以上の参加者が訪れ「ひなまつり」や「どこかで春が」「早春賦」などの春にちなんだ歌などを20曲以上、休憩をはさみながら2時間歌い続けた。
同喫茶のリーダーを務める江さし純さんによると、第二次世界大戦でロシアに抑留されていた人たちが現地で知った歌を手作り楽器などで声を合わせて歌い、日本に引き上げてからも機会あるごとに歌っていたのが歌声喫茶の始まりだという。その後、ロシア民謡だけではなく唱歌や演歌、フォークソングなどジャンルを問わず店内にいる人間で声をあわせ、お茶を楽しみながら歌を歌う喫茶店が新宿など都内で複数誕生、現在も営業する新宿の「ともしび」は代表店の一つ。
江さしさんは、その魅力を「ひとつの歌をみんなで歌うことにより、1人では生み出せない音楽の響きや音色、ハーモニーに浸る喜び。幼き日の思い出や青春時代を振り返れること。歌をみんなで歌うと力が湧くこと」と話す。
5年前から参加する女性2人は「純ちゃん先生は歌も進行も上手で楽しい」と江さしさんを大絶賛する。 次回の開催は4月7日(金)、詳細・問い合わせは同教室【電話】045・852・2017。
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