区内の小学生が所属する川上北ブルーデビルス女子が3月30日、東京都で行われた第48回全国ミニバスケットボール大会に県代表で出場し、ブロック優勝した。チームが1年越しの目標としていた「すべての大会での優勝」を果たした。
代々木体育館で行われた今大会は全国各県の予選を勝ち上がった48チームが出場。4ブロックに分かれ、それぞれのブロック優勝を目指し、3月28日から3日間の日程で試合を行った。
川上北ブルーデビルスは川上北、名瀬、東品濃、品濃、川上の各小学校の児童が加入するミニバスチームの強豪。予選では大阪府と石川県の代表に大きな差をつけて勝ち上がり、さらに準決勝では島根県代表のチームを56対36で下した。
決勝の相手は岩手県代表のチーム。保護者らによる声援を背に、62対29の大差をつけて優勝を果たした。
快進撃の鍵となったのが、キャプテンの青木らするな月(うくうぇーじ)選手(当時小学6年生)と、三宅亜弥選手(同)の存在だ。青木選手は、選手としての能力はもちろん、チームをまとめ上げる力も抜群。三橋雅彦監督は「選手の中にコーチがいるよう」と評する。また三宅選手は、身長170cm超の高さで攻守の両面で相手を圧倒。「頭を使ったプレーができることも活躍の要因」という。
この2選手を中心に、大会4試合ともまったく危なげない試合運びで優勝をおさめた。
前年の経験生かす
三橋監督が重んじるのは「児童の自主性」。各学年にキャプテンを指名し、自分たちで目標や課題を考えさせるという。そして児童が掲げたのは、全国大会を含めた「すべての大会での優勝」という目標だ。
同チームは前年、5年生中心のメンバーで戦ってきた。県大会決勝で延長の末に負けるなど悔しい経験をしたが、その経験から、努力すれば全国で勝てるという感触をつかんだという。
「球際の強さ」を鍛えるため、選手の父親が練習に混ざるなど、時に身体をぶつけ合いながら練習を重ね、昨年度11大会に出場。すべて優勝という快挙を成し遂げた。青木選手は「ひとつずつ目標をクリアしてきた。最後に最大限の力が出せてよかった」と振り返った。
昨年は本拠地とする川上北小学校体育館で改装工事が行われたため、練習場所や遠征の調整には保護者の協力が不可欠だった。三橋監督は「皆でつかんだ優勝。中心メンバーが抜けるので、チャレンジャーとしてスタートしたい」と話す。
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