市政報告vol.17 スポーツできる「場」の確保を 横浜市会議員 やまうら英太
私は昨年度、「健康づくり・スポーツ推進特別委員会」に所属し、横浜市のスポーツ行政の取り組みを調査・研究してきました。
その中で見えてきた課題は、市は健康促進、教育などの観点からスポーツ振興に積極的に取り組む方針を持つものの、戸塚区を含む市全体として「場所」の確保が難しい現状です。
例えば全区にある、室内競技などに適しているスポーツセンターも予約が取りづらい。スペースを必要とする、野球やサッカーなどは、チームに所属していれば学校などを使用できますが、そうでなければ確保するのに労力を要します。
企業・大学に協力要請を
新たなスポーツ施設が欲しいところです。しかし厳しい財政難の現況から新施設はなかなか望めません。そこで企業、大学などが所持する施設を市民に開放してもらえるような仕組み作りが必要です。市は企業・大学から協力を得るため、両者にメリットを与えると同時に、施設の管理運営を適切にサポートをする施策を今後取っていく必要があると、私は考えます。
さらにスポーツ施設の運営管理が、所管局(教育委員会、環境創造局、市民局)によって異なるため「縦割り」行政の弊害が起こっているのも市民ニーズに応える点で改善すべきです。
横浜市は、19年のラグビーワールドカップ、翌20年の東京五輪と大きなイベントが目白押しです。この流れで市民が気軽にスポーツを楽しめるよう、施設をハード・ソフト両面で再整備することが求められています。私は今後も行政に積極的に改善を働きかけ続けていきます。
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