上矢部町にある、ウィンズラジャゴルフステーション戸塚を、横浜での練習の本拠地とするプロ女子ゴルフプレイヤーがいる。それがプロ2年目を迎えたばかりの高橋恵(20)さんだ。昨年12月に行われたプロテスト合格者で争われた新人戦で優勝を飾るなど、今後の活躍に期待が集まっている。
昨年のプロテストに合格し、念願のプロゴルフプレイヤーとなった高橋さん。その直後に開かれた1年間ツアー参戦資格を取得するための大会「QTトーナメント」で7位となり、権利を獲得。現在、プロ2年目を迎えたところだが、実際には本格的に年間を通して大会に挑む初めてのシーズンとなる。その重要な時期のスイングチェックなどを、同施設で行っている。
高橋さんはアマチュア時代の4年程前から横浜での練習の本拠地としており、この施設で汗を流した日々が現在の活躍に結びついている。「打席が広くて打ちやすく、スタッフの方も親切。とても良い環境で、ゴルフをやらせてもらっています」と目を細める。
スランプ乗り越える
高橋さんがゴルフを始めたのは3歳の頃。祖父母が買ってくれたプラスチックのクラブで遊んだのが始まりだった。祖父が練習場やコースに連れて行ってくれ、小学校の低学年時には、プロになることを意識していたという。6年生になるとその思いは固まり、ゴルフ部が創部された直後の長野県にある佐久長聖中学校に進んだ。2年生の時、これまでの練習が大きく花開く。僅か13歳で下部ツアーながらプロの大会で優勝を勝ち取った。「物凄い集中力だった。言葉にできない不思議な経験をしました」。しかし、その直後からスランプに陥り、思うようなゴルフが出来ない我慢の日々が続く。「いつも通りの練習をしてもしっくりいかず、とても辛かった」。高校卒業後受けた1回目のプロテストは不合格。特にパターの精度が落ち、精神的に追い込まれたという。1カ月ほどパターの練習を休止したところ、以前の感覚が戻る。「ふっと肩の力が抜けました」。そして昨年見事プロテストに合格し、その勢いで12月に行われた合格者21人で競った新人戦で優勝を勝ち取った。「ゴルフが本当に好き。日本で実績を積んだ後、アメリカで勝負してみたい」と語った。
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