日本の伝統文化のひとつ、和紙や和服の生地を表紙にして製本する「和綴じ」に12年間取り組んでいるのが、深谷町在住の小林健治さん(71)。大正地区センターで講師を務めるなど、活動を続けている。
小林さんが和綴じを始めたのは、趣味の寺院巡りでいつも手にする朱印帳の表紙を独自で作ってみたいという思いから。元々物作りが好きだったことも後押しした。作品づくりを行っている中で、同地区センター祭りの展示会に出品したところ、その珍しさが館長の目に留まり、和綴じの講座を開くことになった。
今回で5度目の開催となる同講座は、各自が好みの和紙や着なくなった和服の一部で和綴じのノートを作るというもの。美しく柔らかい肌触りの和紙や、柄が小さく配置されている着物などを和綴じにする。小林さんは「私の所持品はほぼ和綴じで製本したもの。自分の作品を整理したり、好きなものをひとつにまとめて持ち歩いたりできるのが魅力です」と話す。
同講座は6月2日、9日、16日(いずれも金曜日)の午前9時15分〜正午まで、大正地区センターで開催される。初心者は基本の縫い方の練習やそれを応用したメモ帳作り、上級者は小箱作りや文庫本の装丁などを行う。費用は2400円(3回分)。定員12人。当日はカッター、はさみ、定規、布、あれば千枚通しとカッターマットを持参。申し込みは同センター【電話】045・852・4111。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>