6月に上倉田地域ケアプラザと東戸塚地区センターで「おもちゃの広場」を開催する 森山 れい子さん 平戸町在住 68歳
おもちゃで地域のサポートを
○…世界中の様々なおもちゃを紹介し、実際に遊んでもらう親子向けの「おもちゃの広場」を、地域ケアプラザ等を会場として行っている。6月10日には上倉田地域ケアプラザで、18日には東戸塚地区センターで実施。「おもちゃで遊ぶときの想像力はもちろん、片付けは物を大切にする心や整理整頓の力を育む。ぜひ魅力を知ってもらう機会にしたい」と意気込む。
○…子どもや大人に対して優れたおもちゃの魅力や使い方を紹介する民間資格の「おもちゃコンサルタント」を取得し、活動を始めて7年目。日々感じるのは、子どもによって、興味を持つおもちゃの種類や、どのように遊ぶのかもバラバラということ。「それが個性だし、生まれ持った才能だと思う。親御さんはぜひその様子を見守ってあげて欲しい」と語る。自分のおもちゃショップを開くという夢を抱き、活動を続ける。
○…昔からよく近所の子どもの面倒を見ていた。和裁の先生だった母の「これからは女性も自立しなさい」という教えもあり、保育士になろうと決意。しかし父は猛反対した。「人様の子どもを怪我させたらどうするんだ」。押し切って実際に保育士になり、30年以上にわたって勤めた。「仕事中は常に子どもに気を配り続けた。今振り返れば、あの時の父の言葉のおかげかもしれない」。仕事は大変で、辞めたいと思うこともあったが、職を離れなかった理由は他でもない、子どもの魅力だ。「本当にトゲの一本もない、ふわふわのマシュマロみたいな存在」と嬉しそうに話す。
○…昔は近所の人が子どもの面倒を見るなど地域全体で子育てしていたが、今は状況が変わってしまった。そんな時代だからこそ、経験を生かし、地域の中でできることをしていきたいという。「子育てしながら社会で活躍したい人をサポートする存在になりたい。おもちゃ広場も、悩んでいる親がヒントが得られる場所になってほしい」と願う。
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4月18日