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戸塚区版 公開:2017年8月17日 エリアトップへ

設立40周年を迎えた深谷小学校区盆踊り実行委員会の代表を発足時から務める 照井 善二さん 深谷町在住 77歳

公開:2017年8月17日

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”深谷っ子”の郷土愛育む

 ○…自身が立ち上げ、代表を務めてきた深谷小学校区盆踊り実行委員会が、設立40周年を迎えた。今年は7月14日から3夜に渡り実施され、延べ数千人が来場。深谷町の子どもたちによる和太鼓やソーラン節の発表も交え、会場は熱気に包まれた。「今後も子どもたちの笑顔で溢れる行事にしていきたい」と思いを込める。

 〇…30代の頃、娘2人が通っていた深谷小のPTA会長に就任。当時の同小学校区にはほとんど催しがなかったため「子どもたちが楽しめる場を作りたい」という思いが募った。そこで、自身や大半の保護者が幼い頃に体験した盆踊りに着目。「盆踊りは古き良き日本の伝統文化。これを通じてこの街の子どもたちにふるさと意識を持ってもらえれば」。こうして地域の人々に声を掛け、同小を会場とした盆踊りを計画。模擬店やはんてん作りにも尽力し、40年間継続してきた。

 〇…同会で特に力を注いでいるのは高さ5メートルにもおよぶ櫓(やぐら)作り。「みんな木材に触れたことのない素人ばかり。でも、盆踊りの中心となる櫓は自分たちの手で作りたい」という熱意から、全員で汗を流した。当初は小さかった櫓も、祭りの規模に比例するように拡大。「こうした大人たちの努力が子どもたちの元気の源になれば」と思いを語る。今では地域の少年少女にとって、この櫓の天辺に上ることは一種のステータスになっているのだという。

 〇…50年前から深谷町で妻とクリーニング店を経営し、地元への愛は人一倍。娘や孫も同小に通う”深谷っ子”だ。「地元で得たものは地元に返す」をモットーに、盆踊りの収益の一部を同小へ寄付している。地域の子どもたちは社会人となり各々の新天地へと旅立ったが、その多くは盆踊りに合わせて地元に戻ってくるという。「毎年成長した子どもたちの姿を見るのが楽しみ。年を重ねるごとに、みんなのふるさと心を育むことができているかな」と穏やかだ。

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