戸塚消防署と区福祉センターが9月1日、0歳から3歳児向けの救急車を呼ぶ前に家庭でできる発熱や出血時の応急処置とけが防止のポイントをまとめた小冊子「とつさにつかえる!救急安心Book」を発行した。
昨年1年間で7歳未満の搬送人員数は1万1197人と前年2016年と比較して27・8%増加。このことを受け消防署からセンターに冊子作成の提案と協力の依頼があり、5月から作成を開始。9月2日に区役所で開かれた区内の子育て団体が一堂に集まり多くの子育て世帯が参加する「第5回とつかとことこフェスタ」でも配布された。
同センターのこども家庭支援担当の水井絵美係長は「子どもを救急搬送をする前にできる応急手当や、家庭内でのけがの予防方法を親子に直接訴えたいが、署では機会や場がないということで協力した。また、これまで配布していた応急手当の冊子はページも多く非常に分かりにくかったので、こちらとしても一目で分かる簡単な冊子が出来たことは喜ばしい」とコメント。
また同署救急担当の長谷川徹課長は「子どもにとって救急車での搬送や知らない病院で手当てを受ける不安は大人の想像以上。普段、通い慣れたかかりつけ医に診てもらうことで、負担なく安心して治療を受けてほしい」と話した。
冊子はA5版で、階段に柵をつける、薬やたばこ、洗剤などは子どもの手に届かないところに置くなど、どこの家庭でも起こりやすい子どものけがや事故への注意喚起と防止策をイラスト付きで紹介。また搬送原因で多い熱性けいれんややけどなどへの対応についても細かく書かれている。
配布場所は地域子育て支援拠点とっとの芽やとつか子育て応援ルーム「とことこ」ほか、区や戸塚消防署ホームページでも見ることができる。詳細・問合せは同センター【電話】045・866・8472。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>