今回の介護フェアでは、介護サービスの質の向上や人材育成、処遇改善が顕著な事業所を県が表彰する「かながわベスト介護セレクト20」の発表も行われた。県内19事業所が選ばれ、区内からは東俣野町の特別養護老人ホームの「和みの園」が表彰された。
施設のPRなどに尽力してきた職員の飯田敦さんは「これまでの様々な取り組みが評価され本当に嬉しい」と笑顔で振り返った。
一般的に介護業界は離職率が高いといわれている。そんな中、同所は離職がほとんどないのが特徴。ポイントのひとつが、職員に対する子育て応援だ。
同所には子どもがおもちゃなどで遊べるキッズスペースが設置されている。約3年前に始めた試みで、子育てしながら勤務する職員の働きやすさにつながっている。現在このスペースは地域の子どもにも開放しており、入居者との世代間交流など施設内外の良い雰囲気にも影響しているという。
人生の最期を施設で迎える「看取り介護」を重要視しているという同所。木内菜穂子施設長は「介護の施設は閉ざされた空間になりがちだが、入居者やその家族、職員のためにも、地域交流がさかんで安心感のある場所を今後も作っていきたい」と話した。
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