戸塚ゴスペルコンサート実行委員会の実行委員長を務める 柴田 恵美さん 前田町在住
思いを一つにして歌う
○…「ゴスペルには歌っている人にも聞いている人にも元気を湧かせる力がある」。そうはっきりとした口調で話す。11月29日に今回で10回目となる戸塚ゴスペルコンサートが開かれる。今回で4回目となる実行委員長を務め、約100人いるメンバーの士気を高める。前売り券が完売するほどの人気。一般の出演者を市民クワイアとして募集したところ、定員100人に対して約130人の応募があったほどだ。それもあって、参加できない人の思いを受け継ぎ、練習では毎回全員の前に立ち出演者を鼓舞し続ける。
○…ゴスペルを始めたきっかけは映画『天使にラブ・ソングを』に影響された事だった。「楽しそうだった」と無邪気。同じ時期に第1回戸塚ゴスペルコンサートがあり、参加する事となった。1回目から10回目の今回まで、市民クワイアと実行委員として参加するのは1人だけ。「戸塚区役所、戸塚区民文化センターのお力添えがあってさまざまな事が円滑に進めてこられた。今は後援という形をとっている。援助形態が異なり練習場所などの確保などが大きな問題となった」と真剣な表情で当時を振り返る。
○…プライベートでは地元中学校のPTA副会長を務め、3人家族の主婦でもある。「最近は休日もゴスペルコンサートで忙しくしている。それでも皆で楽しみながら達成感を感じる事が好きなんです」と笑う。学生時代にオーケストラでバイオリンをやっていた経験もあり、「趣味は音楽に関わること」。
○…コンサートの見どころは「ONE VOICE」。100人の歌声を1つにして、思いを届ける事。「それと一人一人の表情」。最後の練習を開催した際には感極まって涙を流す人もいたという。「ゴスペルは思いを込めて歌うもの。子どもに対しても、日ごろ叱っている分、思いを込めて歌ってあげたい」と優しい笑顔で話してくれた。
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4月18日