高齢者の元気づくりに貢献する「はまちゃん体操ひろめ隊」の代表を務める 上田 隆一郎さん 原宿在住 74歳
健康づくりの伝承者
○…はまちゃん体操ひろめ隊の代表として20人をまとめ、これまでに6年活動をした中で指導してきた人の数は1万人を超える。そんな功績が認められて今年11月、市からボランティア活動功労表彰を受けた。これに対し「社会奉仕の第三者への働きかけが公に認められた、大変喜ばしい事」とコメント。はまちゃん体操とは主に高齢者を対象とした、身体の機能を改善・向上させるために考案された体操。ケアプラザや地区センター、町内会の行事や行政の講演会などで活動をしている。プログラムは、はまちゃん体操に加え筋力トレーニング、ストレッチ、ウォーキングなどを年齢、体力、団体などの構成によって柔軟に組みたてる。
○…数々の資格を取得しており、ADL対応型高齢者体操公認指導員、ノルディックウォーキングインストラクター、健康生きがいづくりアドバイザーなどさまざまだ。「身体の健康を考える前に心の健康を第一に考える」と言うように、心の健康を重視した資格も数多い。
○…趣味は「動くのが好きだから」とテニスにゴルフ、俳句、音楽鑑賞、ビデオ作成と多岐にわたる。「趣味を持つときに屋内と屋外、動きがあるもの、静かなものなど、バランスの取れたものが人間としてよい」とその裏には緻密な計算が隠されている。健康への執着は若いころにやっていた古武術の拳法をしていたことにちなむ。「無差別級だったから息遣い、スピード、タイミングを考えなくてはいけなかった」と小柄な身体に力を込める。
○…今後は次世代のリーダーを育て、「はまちゃん体操ひろめ隊を広げたい」と話す。課題は、ひろめ隊のスキルにまだバラつきがあることだといい、リーダーとしてプログラムレベル向上にも取り組む。そんな生活が続き、「家で一日ゆっくりできるのは3カ月に1回ぐらい」とか。まだまだ働き盛り。活躍の場は広がるばかりだ。
|
<PR>
|
<PR>
4月18日