TAP(とつかアートプロジェクト)の広報担当に着任し、8月2日には似顔絵教室を行う 渡邉 勉さん 名瀬町在住 64歳
自分がきっかけ、とっかかりに
○…口腔ケア、似顔絵に腹話術―。40年務めた歯科業界を定年で引退し、戸塚でさまざまな分野で活動している。6月にはふらっとステーション・とつかで口腔内のケアの仕方やグッズを楽しく紹介する「ふらっと健康講座」を行った。「プロができるケアでは無く、その人が楽しくできるやり方を伝えたい」。似顔絵教室も技術よりは参加する人が楽しめることが第一だそう。
○…似顔絵を始めたきっかけは、川べりでの散歩。河原に転がる石が人の輪郭に見え、知人や有名人をあてはめ遊んでいるうちに、似顔絵を習おうと決めた。「考えたり迷ったりするより先に行動する」がモットーで、いつでも前向き。「石につまずいたと考えるより、新しい石に会えたと思うタイプ」とのこと。いろいろなことに手を出すうちに、人が何かに「とっかかる」手伝いをしようと考え、とつかアートプロジェクトの活動にも参加。「とつか」と「とっかかり」は掛詞だ。
○…出身は東京都葛飾区亀有。横浜で仕事をしていた際に出会った人と結婚し、戸塚に移り住んだ。自身の持つ人を集める力には自信があり、「人間磁石」として戸塚を盛り上げていきたいと考える。「ウサギとカメなら、カメかな」とのこと。「ゆっくりに見えるかもしれないが、歩みは止めない。『止まる』が『少ない』と書いて『歩く』という字だからね」だそう。
○…今後の目標は似顔絵で戸塚の100人を描くことや「お結び広場」への出展、TAPの「趣味活」の活性化など。「Plan・Do・See」を合言葉に、計画を立て、実行したら分析をし、これからの進歩につなげていく姿勢を常に持つ。「参加する人がまず行きたいと思い、参加した人が来年も行きたいと思える工夫が必要」と熱を込めて語る。持ち運んでいるかばんには講演やイベントのチラシ、アイデアのメモ書きなど、あふれる思いがぎっしり詰まっている。
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