とつかソングコンテストでグランプリを受賞した 伊与木 一彦さん 町田市在住 48歳
音楽人としてリスタート
○…音楽の街とつかのテーマソングを決める「とつかソングコンテスト」でグランプリを受賞。「つかと、つかと、つかと〜」を繰り返すうちに「とつか」に聞こえるという言葉遊びを取り入れ、子どもから高齢者まで、みんなが歌いやすい曲に仕上げた。「先に曲、歌詞は普段の生活に寄り添った感じで。ピアノの弾き語り曲にしては演奏が非常に難しいものになってしまいましたが、完成度は我ながら高いと感じた」と話す。
○…当日は会場に普段、ライブ会場などに顔を出さない妻の姿も。「本当にめずらしく来ていた。帰宅後に言われた感想は、『ちゃんとしていた』の一言。妻らしいドライなものでしたけど」と笑う。高校時代から音楽活動をはじめ、3年生で出場したコンテストの結果に「音楽で生きていこう」と決意。大学へ進学し在学中、卒業後もアルバイトをしながらバンドを続け、プロのバックバンドのメンバーとして活動していたこともあるという。
○…小学生から40歳までを戸塚区で過ごす。中学生時代はプロを目指し野球部で汗を流すが、高校からは部活仲間とバンド活動を始める。「野球選手になりたかったけれど、中学3年間を補欠で過ごしたので、もういいかなって。何か野球じゃないことをやってみたかったし、オフコースやアルフィーの歌を聴くのが好きだったので」。また幼少期から母親にピアノを習い、中学入学まで1日30分の練習を欠かさなかったことも音楽の道にスムーズに進んだ理由の一つとして挙げる。
○…この春からサラリーマンとの二足のわらじ生活を辞め、音楽人としてのリスタートを決意。「これからは子育てと音楽活動に集中して頑張る。見るもの、触れるもの、耳にするもの全てを音符に変えて大きなことは狙わず、自分の音楽を多くの人に淡々と届けていきたい」。今コンテストの結果は、自らの選んだその行き先に花を添える幸先の良いものになったようだ。
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4月18日